離職率を減らすための取り組みとは

介護業界で悩みの種といえば、慢性的な人手不足が挙げられます。常に募集をかけても人が集まらないばかりか、せっかく入職してもすぐに辞めてしまってなかなか人が定着しないことがあるのです。そのため、介護業界では離職率を減らすために、下記参考サイトで紹介されているような様々な取り組みを行っています。そこで本記事でも離職率を下げる取り組みについて考えてみようと思います。
(参考サイト……http://yoriyoi-shokuba.com

介護職員の離職理由として賃金の安さを挙げる人が多いですが、それ以外の理由で辞める人も少なくありません。賃金の安さよりも人間関係が原因となって辞める人も多いです。ある調査によれば、離職理由の約25%が「人間関係に問題があったため」という答えが出たそうです。
介護の仕事は閉鎖された環境で、同じ利用者と同じ職員の間でずっと関わりを持つことがほとんどです。そのため、人間関係が悪化すると仕事を続けづらくなるのです。しかし逆に考えれば、人間関係の問題を解決できれば、離職率を下げることができるでしょう。

人間関係を改善する取り組みとして大切なのが、人事権を持つ管理者や施設責任者が介入することです。まずは介護職員の相関関係を把握することから始めるようにすると良いでしょう。そして数カ月に1回はセクション或いは部署の異動を行い、それを定例化させることが重要です。それと同時に現場のリーダーも、定期的に異動させると良いでしょう。これは学校でいうところの、班替えやクラス替えに相当します。
「嫌な同僚や嫌な上司と一緒にずっと仕事をしなければいけないのか」という絶望を感じるのと、「嫌な人と仕事をしなければならないけど、数カ月すれば異動がある」と思うのでは、仕事に対するモチベーションが変わってくるでしょう。